以前にも同業のTさんから教えて戴いたツボを使用することで効果は有るのだが、若い頃勉強した中国鍼の
新穴と奇穴等を足してみると、前より良い効果がある事が判った。側頸部の穴は全部で11ある。穴名は
牽正・岩池・安眠1・安眠2・興奮・容后・強音・増音・下扶突・頸中・頬ですが此の中で使用する穴は
3・4・5・9・10番の穴と肩背部と腕の穴で症状は随分と改善します。当治療院に来られる方たちの中で、初めて鍼治療を受けると人は、鍼が痛みを伴うと思い込んでいる方が多いです、その元は鍼を打つ又は刺すという言葉で痛みを連想するのではと思っています。確かに鍼を打つ時に(刺鍼)痛みを感じる時が有ります。
それは、治療を受ける人が緊張しているのか、治療師の刺鍼の技術が未熟か若しくは鍼先の形状に問題が有るのかの3点。大体痛みを感じさせるのは治療師の方に原因が多いと思います。過日、京都の師匠と話をしていた時に師匠曰く、鍼治療というと世間一般に肩こり・腰痛・神経痛と思うのだろうけど、実際には身体のあらゆる部位の痛みや疼きを訴えて来るのだから、鍼治療即ち 疼痛治療 と認識して貰えるように努めなければ
いけないと謂われ、おおいに反省納得しました。