2007年12月01日

削挫法 發挫法

前回に挫刺鍼(ざししん)の事を書きましたが、最後に削挫法・發挫法の事を書きますと謂いながら、随分と時間が経ってしまいました。
削挫法とは、挫刺鍼の一部と考えています。5番以上の太さの鍼を
関節部や筋等の痛みの有る処の皮下組織に打ちます。そして十の字を
描く様に鍼を動かすのですが、少々痛みを伴いますので患者には、予め伝えておきます。心掛ける事は、慣れないと皮下出血を起こすことが有りますので注意が肝心です。捻挫の後遺症とかテニス肘の治療に使用しています。
次に發挫法ですが、この方法は挫刺鍼を使います。これは、筋肉や皮膚の引きつりを、素早く緩めたい時に行う方法です。痛みの有る部位に挫刺鍼を2〜3ミリ程刺して、其の侭少々皮膚を引っ張りあげてから
挫刺鍼を抜きます。この方法も痛みを伴いますが効果は抜群に有ります。背中や腰そして手足の張りに、使用しています。挫刺鍼とか削挫法・發挫法の使い方は京都で弟子生活をしているときに、師匠の渋谷先生が治療の時に使用しているのを見て、自分の手足にやってみて、覚えたものです。これ等の鍼は、普通の鍼に比べて痛みを伴うので、患者に不安を与えないように十分に説明して使用しています。
posted by 博さん at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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